サフラン山本の人生徒然~ラーメン・サウナ・ひとり旅で人生に彩りを~

人付き合いは少なくていい。その分、自分の時間を丁寧に生きたい。躁うつ病と向き合いながら、ラーメン・サウナ・ひとり旅で日々に色をつけていく27歳の記録。

【大阪ラーメン1軒目】損得勘定置いてけぼり!大阪名物「金龍ラーメン」

本日からは、2泊3日の大阪旅で出会ったラーメン屋を、一軒ずつ紹介していこうと思う。


第一弾はこちら。『金龍ラーメン』
なんば・道頓堀エリアに5店舗を構える、大阪を代表するあっさり系豚骨ラーメンの名店だ。

 

 

ノスタルジックな佇まいと看板に、つい足が止まった。

予定にはなかった店だが、こういう「呼ばれた感じ」のする店は、だいたい当たりだと相場が決まっている。

 

 

メニューは「ラーメン」と「チャーシューメン」の二択のみ。

今回は王道の「ラーメン」をプッシュした。

 

食券を買い、店員さんに渡し、番号札を受け取り、着席。

……と思ったら、各席が小さなちゃぶ台と畳になっていて、思わず二度見した。

 

 

ラーメンという「和」の食文化だけでなく、

靴を脱ぎ、あぐらをかき、卓を囲むという日本式のスタイルまで体験できる。

外国人観光客にとっては、たまらないポイントだろう。

 

さらに驚いたのが、「ライス・ニラ・キムチ・ニンニクが、全て無料でおかわり自由」というシステム。

 

 

たった900円のラーメン一杯で、ここまでしてもらっていいのか。

これが商売の街、大阪のコスパか。

 

紙皿にライスとキムチをよそっていると、待つことわずか5分。

ラーメンが提供された。

 

 

シンプルな豚骨ラーメンの見た目に、どこか懐かしさを感じるやさしい香り。

初めて来たはずなのに、なぜか「おかえり」と言われている気分になる。

 

まずはスープを一口。

……旨い。


豚骨とは思えないほどサラッとした、ライトな口当たり。

クセも重たさもなく、ゴクゴク飲めてしまいそうなのに、豚骨の旨味はしっかり主張してくる。

あっさりなのに、ちゃんと旨い。これが金龍ラーメンのスープか。


麺は、ズズッと啜りやすい中細ストレート。

柔らかめの麺がスープと絶妙に絡む。

老若男女、誰が食べても好きになる味だと断言できる。


そして何より嬉しかったのが、チャーシュー。

四枚も載っていて、しかも厚切り。

頼んだのはチャーシューメンではない。ただの「ラーメン」、900円である。

それでいて、ライスもキムチも食べ放題。


私が店主なら、トッピングを極限まで削り、チャーシューも紙のように薄くスライスして、利益を確保しようとするはずだ。

でも、この店にそんなケチくさい魂胆は、一切存在しなかった。


遠慮なく、キムチとチャーシューをライスに乗せ、スープをかけて、かき込む。

……これが900円でいいのか。本当に。


このあとも食べる予定がぎっしり詰まった大阪旅行だというのに、気づけば箸が止まらない。

ライスを二杯おかわりし、スープまで飲み干し、大満足で完食。

馳走さまでした。

 

 

大阪の懐の深さと、人情のあたたかさを感じる、どこか懐かしい一杯だった。

ただの食事ではない。これはもう、「体験」だ。

 

そして思う。900円でここまで満たされるなら、人生、もう少し気楽に生きてもいいんじゃないか。

明日も、ちゃんと頑張れる気がした店だった。